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餃子の月がのぼるのだ


カスタマイズの父が亡くなった。
父が亡くなった時間、オイラは徹夜で原稿書きしてた。
朝築地にみんなで行く約束
してて「あー、ちょっとだけ寝ちゃおうかな」って六時半すぎに、うとうとした瞬間、
実家から電話がきたのであった。
父が亡くなった時間、オイラは起きていたけれど、父の事を思い出したり、
胸騒ぎがしたりとか、全然なかった。
原稿のこととか、貧乏のこととか、眠いとか、いつもどおりなそんなことばかり考えていた。
おとうさん、ごめんね。
でも、ホントに先週から妙に気になっていて、どうも夢に出て来た気もするし、
「日曜日には実家に帰らないとな。なんとか」って、思っていたんだよ。


カスタマイズの父は、もう1年ものが食べられなくて、ずっと充電器につながったみたいに
管から栄養もらって生きていた。
やっと好きなものが食べられるし、飲めるね。
今一番食べたいものはなんだ、と前にきいたら、やっとやっと「ぎょ、、、ざ、、」って答えた。
質素な味覚の父である。
元の実家の近所のさとのやの安い餃子か、北京でなんだか解らないけど「あっちのテーブルのひとが
食べてるアレ」って指差して頼んだら来た餃子か。。
餃子ならなんだっていいんだよね。
北京の時は、禁断のアルコール、おきてやぶりの無礼講でチンタオビールをいっぱい飲んじゃって、
翌日やっぱり湿疹でまくりで痒そうだったな。
でも、餃子頼んだらビール飲まないとだよね。たとえ北京料理でも。

今は、好きなものを食べて、好きなものを飲んで、
好きにプラプラ散歩して、駅前のドトールでコーヒーでも飲んでください。

なんて考えていたら、見上げる月が餃子に見えるよ。
でも、父が亡くなった日の月は満月だったから、
中国の正月の祝い餃子だ。


ごめんね。いつだかこんなの食べちゃった。
台湾料理だよ、おとうさん。
紹興酒も飲んじゃったよ。

焼肉も食べちゃったよ。
マッコリ飲んじゃったよ。
お父さんに、中国の白酒を飲ませてあげたかったよ。


そんなオイラを生暖かい目で見守るインドマミズフグのフグニーさん。
恒例の読唇術で、フグのキモチを覗いてみよう。


「バ。。。。」


「カ。。。。。」

って、やっぱり!! 
フグニーさん、シニカル!!!
きっと、フグニーがお父さんになりかわって、
ふがいないオイラを見守ってくれているんだろう。


異形の原稿直し→よかれと思って全面書き直し、つうかまさかの新しい原稿書いた
→いや、前のを直す方向がいいですよ、とアドバイス→もう一度前のを書き直す(今ココ)
もうひとつのしめきり原稿は、実家に持って帰って、父のそばで朝まで書いた。

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コメント

最近、更新がなかったので
お仕事忙しいのだろうと思っていました

悲しい事があったのですね
パン蔵さんらしい
テンポの良い文章を読んでいたら
親の顔が頭に浮かびました

こういう時に言う言葉が見つからず
ただ心が痛みます


投稿: コロスケ | 2009年10月 9日 (金) 21時27分

コロスケさん
こんばんはー。

コメントありがとうございます。

私が留守の間、フグたちが心配でしたが、
みんな元気で、ちょっと拒食ぎみだった
フグニーちゃんなんて、なんと治ってました。
普段わたしがジロジロ見すぎたりごみとか
取ったり世話ばっか焼いてるから、
ウザかったんですかねー。ちぇ!

投稿: パン蔵 | 2009年10月10日 (土) 02時23分

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